Description
太古の時代を思わせる屋久杉の森
地元の人は、樹齢1000年を超えるもの屋久杉と呼び、それ以下のものは単なる「小杉」という。平均的な杉の寿命が500年というから屋久杉はその存在自体が奇跡的なのだ。多湿な気候、栄養が乏しい花崗岩の山地に育つ屋久杉は、成長がきわめて遅い。そのため、樹脂分が多く腐りにくいので、屋根材として古くから珍重されてきた。
屋久杉の森は、けっして自然のままではなく、ずっと人の手が入っていた森だったのである。写真のように伐採された場所には、光が差し込み、また新たな杉の命が宿る。切り株更新といわれるものである。雲霧ばかりのこのあたりが、一気に晴れ、光が差し込んだ一瞬は、命のすばらしさを表現するかのように、スピリチュアルである。
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※ サイズは基本的な印画紙サイズです。作家の意図や図柄によって異なる場合があります。