Description
砂丘の麓の放牧 カルザス アルジェリア 1972年
1972年2月、野町がはじめてサハラに入って2日目の夜、アルジェリア西部カルザスのオアシスで、小学校教師の青年に出会い家に泊めてもらった。翌朝、鮮烈な光景に遭遇した。
数歩行き、家の角を曲がったとたん、高さ200メートルはあろうかという圧倒的な砂の壁がそこにはあったのだ。しかもこれは小学校の庭先の風景なのである。その強大な砂丘を行くヤギの群れが近づいてきたときを、急いで捉えた1枚である。
「こんなシュールな世界で一生を過ごす砂漠の住人とは一体どんな人たちか」と、彼の好奇心が目覚めた。200mm(6×6判)の望遠レンズで砂丘との距離感を縮めている。
※ 価格には送料、フレーム代が含まれます。
※ サイズは基本的な印画紙サイズです。作家の意図や図柄によって異なる場合があります。