Description
沖縄・小浜島 田中一村の世界
小浜島いえば、いまでは日本の楽園としてよく知られた離島だ。石垣島を中心とした日本南西端の島々から構成される「八重山列島」の一つと数えられるが、かつては宮古列島をも含め、先島諸島と呼ぶことが多かった。名前の通り、日本の、そして沖縄の最果てと思われていた地域だ。
三好和義が「田中一村の世界」を意識したという作品作りをしたのは、1970年代から先島に通っていたという三好ならではの、沖縄観ともいえるだろう。田中一村は、1956年50歳で奄美に移住、極貧のなかでを生涯奄美の美しさを描き続けた日本画家。最近とみに評価が高まっている。彼の描く奄美の植物たちの美しさと絵画ならではの遠近法を、三好は小浜島で逆光や露出、島と植物の距離感によって表現している。
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