Description
屋久島 苔が垂れ下がったリョウブの枝
水平線のフォトグラファーと呼ばれた三好和義にとって、屋久島との出会いは、大きな転換点となった。91年からほぼ10年にわたり通い、山中をガイドとともに歩いた。
リョウブは、落葉する高木である。その一つ一つの枝に垂れ下がる苔。苔の先には水滴が並んでいる。
「ひと月に35日雨が降る」。森全体が湿気を帯びている屋久島の姿を見事に撮った一枚である。ここでの大型カメラでの撮影は、昼なお暗い森の中のため、どうしても長時間露光になる。ところが露光中にフィルムが湿気を吸って波打ってしまうため、カメラの改造からスタートしなければならなかった。水中で撮影する経験が役立ったという。
※ 価格には送料、フレーム代が含まれます。
※ サイズは基本的な印画紙サイズです。作家の意図や図柄によって異なる場合があります。